【ビジネス書風キングダム】第2巻「政治の天才」を解説!

【ビジネス書風キングダム】第2巻「政治の天才」を解説!

今、一番売れている、ビジネス書の特設ページを見たことから始まったキングダム各巻の振り返り。

本日は第2巻についてです。

第1巻については前回の記事で書きましたのでお時間あればご覧ください。

それでは、早速第2巻いってみましょー!

第2巻「政治の天才 – 中国史に学ぶ政治の英才教育」

キングダム第2巻の表紙

引用:今、一番売れている、ビジネス書 #キングダム経営論

2巻の大まかなあらすじ

山の中を逃げていた信・政・貂は、昌文君との待ち合わせ場所である元秦王の避暑地にたどり着く。

そこで昌文君を待っていたのだが、翌朝安心しきっていたところ、追手に襲われてしまう。

昌文君の登場もあり、無事に追手を倒した信。

漂を連れて行った張本人、昌文君を前に信は静かに怒りを込めて、謝罪を求めるような顔で言う。

「おい。漂は、死んだぞ。」

それを華麗にスルーして昌文君をはじめとした兵たち皆、政の無事を泣いて喜んでいる。

命の重さって人によって違うのか…?(信はそう思ったんじゃないだろうか、スルーされたことに対し、意外、絶句、のような表情をしている)

政の無事を泣いて喜ぶ昌文君引用:キングダム第2巻 原泰久/集英社

しばらくして、信は、最後まで漂とともに行動をしていた副官の壁に漂の脱出時の活躍を聞く。

それを聞いた信は怒りを納め、冷静になって漂のすごさと2人の夢について考え始める。

どうすれば、2人の夢をかなえらえるのか…

今まで、漂についていけばよかったけれど、その漂はもういなくなってしまった。

どうすれば大将軍になれるんだろうか…


信の夢、大将軍になるにはまず戦いで武功をあげなければならない。

しかし、武功をあげられるためには兵として戦いにでなければならず、一般の人が兵として招集されるには、戸籍があり家がありある程度の財があり…といったように多様な条件がある。

信はそれを満たしていないのでこのままいけば戦いにすら出れないで終わってしまう運命だったが、今回の政権争いで剣を振るう代わりに、政が玉座を取り戻した暁には、兵として条件を満たすための家や戸籍を政にもらう、という約束をしたのだった。

政が政権を争っている、異母弟の成きょうに勝つには、兵力が足りなすぎる。

政と昌文君は、西の山に住む山の民を味方につけることでしか勝利はないと考え協力要請のため山の王の城を目指し山の中を再び歩きはじめる。

山の王の城にたどり着いた政たちは、協力をえることができるのだろうか…

つづく

なぜ2巻のタイトルは「政治の天才」なのか

ここからは、なぜ2巻のタイトルが政治の天才になったのか、を2巻の中から探っていきます。

まず、「政治の天才」とは誰のことをさしているのか?

シンプルに考えてそれは表紙にもなっている政のことでしょう。

特設サイトの2巻のうたい文句にもこう書いてありますしね。

若き王・政せいが放つ言葉、確固たる姿勢、確かな行動力は、現代の政治やマネジメントを成功させる大きなヒントとなるはずだ。

引用:今、一番売れている、ビジネス書 #キングダム経営論

ただ、2巻を読む限り、あまりそれを感じられる部分がないんですよね。。

おそらく、山の王の城に向かっている途中で山の民に囲まれて絶対絶命の状況になった時の政の言動がそれかなとは思います。

政治の才が垣間見える政のセリフ引用:キングダム第2巻 原泰久/集英社

この時の政の、

・微動だにしない表情は周りのものを落ち着かせるし安心させる

・政1人で山の王の城へ来いという要請にいささかの迷いもなく応じる姿勢は、奥にある決意と覚悟を感じさせるし、一人先陣を切る行動力は信頼できる

という部分は、リーダーシップの参考にはなるのではないでしょうか。

あれ、政治の天才の話なのにいつのまにかリーダーシップにすり替わってしまった…笑

ただ、私はこの2巻で「政治の天才」といったら政のことではなく穆公のことを指していると思うんです。

穆公とは、稀に見る名君と言われた400年前の秦王のことです。

穆公は、敵国の奴隷にさえ尊敬の念を表し、山の民に自分の馬を殺され食料にされてもその馬に合う酒を振る舞いました。

そして、それに心を打たれた山の民は秦と盟を結びました。

1里の土地を争って各国がしのぎを削っていた時代に、なんと秦の西に100里の地を開くことになったのです。※1里…古代中国では400m強

また、ある時は隣国の普が飢餓で苦しんでいると知り食料を送りました。

なのに、秦がいざ飢餓で苦しんでいた時、隣国の普は秦に攻め入ってきました。しかしそれを聞きつけた山の民が秦の味方をし普王まで捕らえてしまったといいます。

穆公の場合は、もともと政治的な思惑があって名君を演じていたわけではないと思いますし、見返りを求めて親切にしていたわけではないはずです。

ただ、それが結果として国を統治する王にとって良い結果をもたらしている。

天才とは、天賦の才。それを生まれながらに持っているこの人こそ政治の天才だったのではないでしょうか。

その他2巻のアツいシーン

2巻を読んでいてアツかったシーンはこれかなあ…

壁が、脱出時の漂の行動を信に語るシーン。

脱出時の漂を語るシーン引用:第キングダム2巻 原泰久/集英社

下僕の少年が、真の将であった。

その話を聞いて信もまた、2人の夢に向き合うことができたんだと思います。

 

 

 

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