【2019インド選挙】モディ率いるインド人民党(BJP)のマニフェストまとめ

【2019インド選挙】モディ率いるインド人民党(BJP)のマニフェストまとめ

こんにちは!

今週はインド選挙について多めに書いていますが。

モディさん危ない!というニュースがしきりに流れていますが、そもそもモディさんや他の候補はどのようなマニフェストを掲げているのでしょうか?

今回は英語の記事で調べたものを、まとめてみました。

ナレンドラ・モディその人についての記事はこちらを参考に、

ナレンドラ・モディとは?その半生をまとめてみた

対立する国民会議派についての記事はこちらを参考にしていただければと思います!

それでは、BJPのマニフェストにいってみましょう。

農家

農業

 

PM Kisanの対象をすべての農家へと拡張することとし、農家の収入を2022年までに2倍にすると約束しています。

さらに、新しく就業する農家には、期限内に返済することを条件に、1~5年は無金利で10万ルピー(日本円にして約16万円)までのお金を貸し出し、農業の効率化の分野への投資も促進するとしています。

60歳に達している零細農家には、年金を支給するとも言っています。

PM Kisanとは?

農家の収入向上のためのスキームで、1億2000万の人々に毎年6000ルピー(日本円にして約9600円ほど)を支給するとしているもの。

1億2000万としていた対象をすべての農家を対象に、ということですね。

国防

インド軍兵士

 

テロに対して断固として反対すると意思を表明した上で、テロや過激な行動を抑制するために軍隊に対して裁量権を与え、国防に必要な武器類の購入をスピードを持って進めるとしています。

市民権改正法案

インド北東部の人々の生活・文化・言語などを守るため市民権の改正法案の必要性を繰り返し主張しました。

インド北東部の移民問題

アッサム州などのインド北東部では、その立地柄、隣国からの移民問題が存在します。

特に、インドとパキスタンが分離独立をした時期、そして東パキスタンがバングラデシュとして独立したときには大量のイスラム系移民が移り住んだと言われています。

それによって、現地にもともと住んでいた人々との間には軋轢が生まれました。

2018年の夏に、政府は国民登録簿から不法移民とされる400万人の人々の名前を抹消するというニュースがありました。

2016年に提案した市民権改正法案についての重要性を再度唱えたと思われる今回のマニフェストでは、その400万人のうち、下記に含まれる人々は市民権が与えられるというものになります。

改正によって、アフガニスタン、バングラデシュ、パキスタンからの不法移民のうち、ヒンドゥー教、シーク教、仏教、ジャイナ教、ゾロアスター教、キリスト教を信仰するものに対して、市民権が与えられる

引用:抹消された400万人:インドの市民権問題

ここにイスラム教徒が含まれていないということもありインド北東部において物議を醸しています。

より詳細には、記事に詳細に書いてありました!ぜひ!

すごく勉強になります。。

ジャンムー・カシミール

カシミールの風景

 

BJPは憲法370条、35A条(この2つの違いがいまひとつわかっておりません…どなたか…)を廃止する、としています。

憲法35A

日本のニュースでも話題になったインドとパキスタンのカシミール地方での攻防。

パキスタンとインドの独立時にイスラム教徒が多いながらインドの領地となった現在のインドのカシミール地方。

現地にはインドからの独立を唱える声も多く、パキスタン側もインドからの奪還を望んでいます。

なので、カシミールに住む人々は憲法35Aで特別に優遇措置を受けているのです。

35Aはインド国内の他の州とは違い、「公共事業の仕事や、土地の購入権、奨学金、またそのほかさまざまな補助金や社会福祉をジャム・カシミール州の住民へ特権的に与える特別な憲法

引用:忘れられた紛争…今、パキスタンとインドでなにが起きているのか?

これを廃止する、ということはこの先パキスタンとの関係にどう影響を及ぼすのでしょうか。。

医療

75の医療系カレッジと10万5千の医療機関の開設をするとしています。

また、2022年までに遠隔医療と医療機関における診察所を整備するとしています。

経済

BJPは、中間層により多くのお金と購買力がつくように税制の改正も適宜行っていくようです。

国のビジネス環境ランキングについても改善していきたいと言っています。

 

えこ
ただ、この記事によると、世銀のビジネス環境ランキングでは14年に142位だったインドが18年には77位になったと書かれています。

2030年までに世界で3番目の経済大国になることを目指し、2025年までに5兆ドル、2030年までに10兆ドルを目指すとのことです。

貧困層への福祉

インド農村の家

 

ここからの5年間で、貧困ライン以下で暮らす人々のパーセンテージを一桁にまで減らすと言っており、2022年までに家を持たない人々やkuchha家屋に住む人々へpucca家屋を保証するとしています。

kuchhaやらpuccaがなんなのか、私も知らなかったのですが笑、下記サイトより引用します。

屋根と壁がレンガ、石、セメント、コンクリート、木材でできている場合はパッカー家屋(Pucca)、屋根と壁が泥、竹、草などでできている場合にはカッチャー(Katcha)家屋、どちらか一方がパッカー素材でできている場合は半パッカー家屋と分類されている。

引用:「中間層」再考:インド経済を支えているのは誰か

貿易

国家レベルの貿易委員会を設置し、効果的な運用を目指すとしています。

小さな小売店に関しては、Pradhan Mantri Shram Yogi Mandhanスキームによってカバーされるそうです。

さらっと出てきましたがPradhan Mantri Shram Yogi Mandhanってなんでしょうか?笑

ウィキペディアによると、企業などに属さない貧しい労働者向けの年金のようなもので、18歳から40歳までの人々に適用され、月々お金を納めることで、60歳を超えた時に毎月3000ルピーがもらえるような仕組みのようです。

性同一性障害

社会や経済状況、政策を彼らにとって適切なものとし、それによって性同一性障害の人々が普通に暮らせたり、若者が自営業やスキルを磨けるようにしていくとしています。

ラーマ寺院の建設

ヒンドゥー教

 

BJPは、折り合いのつく場所にRam Mandir(ラーマ寺院)を建設することが重要であるとしている。

ラーマ寺院とモスク破壊事件

これはなんの話かというと、私もちらっと耳にしたことがあるくらいしか知らなかったんですが。

ウッタルプラデーシュ州のアヨーディヤという土地は、ヒンドゥー教の神ビシュヌの化身であるラーマの生誕の地として知られているそうです。

昔はそこにイスラム教のモスクが建っていたのですが、ヒンドゥー教徒にとって特別な土地ということで、1992年にヒンドゥー教過激派がそのモスクを破壊してしまいました。

ラーマ寺院建設は「折り合いのつく場所に」と書かれていますが、それは暗にアヨーディヤを指しているのでしょうか…??

参考記事

以上、マニフェストのまとめでした!

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